花育

食育と花育

「食育」とは食材や食品、調理といった「食べる事」に始まり、マナーや伝統といった「文化」、更には自給率や国際的な食糧問題などの時事問題に至る「食」に関する多岐に渡った分野についての「教育」を指しています。

2005年6月に上記の食育に関する法律、「食育基本法」が制定されました。なぜ食教育を法律にまでしなければならなかったのでしょうか?また、その背景というのは何なのでしょうか?

フードチェーンの多様化・複雑化や家庭等における食の教育力の低下など環境変化の中で、国民個々の自主的な努力に委ねるだけでは健全な食生活の実現が望めない状況
(簡単にいうと、ファーストフードが多すぎて、本当に大切なものに気づけない)

このような現状を踏まえ、食育に取り組む厚生労働省・文部科学省・農林水産省の3省では、食育の推進母体である「食を考える国民会議」とともにを2000年3月に策定された「食生活指針」を推進していきます。

その応用として、花を使った教育を「花育」という形で提案していければと考えております。「花育」とは、花の魅力や、花のある生活を伝えるための教育、または活動などを意味しています。
花の楽しみ方を教えることにより、知識や関心を高めると同時に、子供たちが自然を思いやる心や、季節感を育てられるよう導きます。花を通して命の尊さや心の癒し、新たな発見、感動、そして誰かに花を贈る喜びなどを伝えていきたいと思っています。

教育というと、堅苦しい気がしますが、出来るだけわかりやすく、身近なものから発信していくつもりです。ちょっとした豆知識になれば幸いです。

花育コラム